
中国出身の友人が過橋米線を食べようというので……
先日食べた「雲南米線」とどう違うのか
確かめようと「過橋米線」中野坂上店へ。
じつは先月、9月6日の記事で
「雲南米線」のお店をご紹介したのですが……
ほんとの米線を味わうなら
「過橋米線」を食べなくちゃ、というわけ。
で、目的の米線の前菜がわりに……

雲南酸辛豆腐。(298円)
味的には麻婆豆腐のような感じ。
トッピングされたピーマンや
豆豉などをまぜまぜして食べます。
で、もう一品。
雲南らしいものをということで……

モツ煮の雲南風。(298円)
ピリ辛味のモツ煮ですね。
お酒の肴に合いそうな小皿料理が
298円均一というお値段でラインナップしています。
そして、いよいよ本日の主役が登場……

薬膳過橋米線です。(894円)
薬膳なのでスープにはクコの実や
棗などが浮いていて、
写真で分かるとおり、
麺の具とスープが別々で出てきます。
じつは、これが過橋米線の特徴。
いわば、つけ麺スタイルですね。
これには過橋米線誕生の秘話が関係していまして、
その昔、中国で科挙の受験に挑戦した
ある男の物語が基になっています。
彼は家を離れて近くの小さな島に居を構え、
日々、勉学に集中していました。
そんな夫を応援するために、彼の妻は毎日、
島に向かう橋を渡って食事を届けたとか。
ところが、橋を渡っているうちに、
せっかく心をこめて作った食事が冷めてしまう。
ところがある日、熱々の鶏のスープを
持って行ったところ……
スープの上に鶏の脂が層をつくり、
それが断熱効果を発揮して、中のスープは熱いまま。
これだ、と閃いた妻は、
そのスープに肉や野菜や麺を入れて食べさせたところ、
アツアツの美味しい料理が食べられ、
夫も大感激。
おかげで難関だった科挙の試験にも
合格することができた、というお話。
めでたし、めでたし。
で、橋を渡って行った米線なので
過橋米線!
というわけで、具材はと見ると……

薄切りの魚と牛、豚、鶏、烏賊などなど。
まずは、最初にこれを熱いスープの中に入れ、
つぎに、米線の麺を入れて……

ここに、最後の仕上げで、
もやし、ニラ、湯葉、ウズラの卵、
といったトッピングを。


これで、過橋米線のできあがり。
薬膳らしくお味は薄味ですが
深みのある旨みがきいています。
これで物足りないという人は……

辛味ラー油をお好みで。
こちらのお店の過橋米線は、
「雲南米線」の麺よりも太めで、
歯ごたえは、細目のうどんといった感じ。

米線はご存じのとおり
お米でつくった麺なので、
あっさり、するっと食べられます。
同じ米線でも、ふつうのラーメン風あり
つけ麺風あり。
どちらも、それぞれ特徴があって、美味しい。
で、いつものように、しめくくりは……

杏仁タピオカ。(298円)
杏仁豆腐とタピオカココナッツの合体、
という感じ。
とろりとした口当たりに、
頬をゆるませながら、
過橋米線の美人妻に想いを馳せました!

過橋米線 中野坂上店 ( 中野坂上 / 雲南料理 )
★★★☆☆3.0
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